GⅠ未勝利馬限定・重賞勝利数ランキング Part2
GⅠ未勝利馬の中で、最も重賞を勝ったのはどの馬か?
Part2ではランキングの6位~11位の馬を
順番に紹介したいと思います。
※
注1:対象は1990年以降に走っていた馬になります。
注2:重賞勝ち鞍が同じ数の場合は
通算出走回数が少ない馬を上位にしました。
注3:JRAの重賞と交流重賞が対象で
地方馬限定の重賞は含みません。
6位:バランスオブゲーム (7勝)
6位は、7勝を挙げたバランスオブゲームです。
「ダビスタ」の生みの親である薗部博之氏の持ち馬ですね。
芝の中距離戦線では欠かせない存在で
2歳8月という早いデビューながら
7歳の秋まで存在感のある走りを続けました。
GⅠでは3着が2回あったものの高い壁に跳ね返され
その頂に立つことはできませんでした。
【重賞勝ち一覧】
- 新潟2歳ステークス(2001年)
- 弥生賞(2002年)
- セントライト記念(2002年)
- 毎日王冠(2003年)
- 中山記念(2005年)
- 中山記念(2006年)
- オールカマー(2006年)
【人気にならないタイプ】
デビュー以来、1番人気に推されたのは2回だけで
勝った重賞では、いずれも2番人気以下でした。
勝った順番に書くと
5,4,2,5,4,6,4番人気で
そのうち4回は、単勝オッズが10倍を超えていました。
7位:ラヴェリータ (7勝)
7位も同じく7勝でラヴェリータです。
この馬は、かしわ記念(JpnⅠ)でフリオーソの2着に入ったり
引退レースのジャパンカップダート(GⅠ)で4着に頑張ったりと
勝ったレースよりもGⅠで惜しい競馬をしたときの方が
印象に残っています。
【重賞勝ち一覧】
- 関東オークス(2009年)
- スパーキングレディーカップ(2009年)
- 名古屋大賞典(2010年)
- スパーキングレディーカップ(2010年)
- TCK女王杯(2011年)
- エンプレス杯(2011年)
- スパーキングレディーカップ(2011年)
【ライバル】
ミラクルレジェンド
直接対決では、3勝2敗と勝ち越しました。
競い合ったのは1年だけでしたが
ほとんど力差のない2頭だったと思います。
2011年に設立された
第1回 JBCレディスクラシック(JpnⅠ)では
ミラクルレジェンドに敗れ
GⅠ制覇はなりませんでした。
8位:オースミジェット (7勝)
8位も7勝でオースミジェットです。
デビューから14戦目となる3歳の夏に
初めてダートを使われるとじわじわと力をつけて
クラスを上げていきました。
そして、明け5歳で初重賞制覇を達成。
そこから2年足らずのうちに
7つものタイトルを手に入れました。
【重賞勝ち一覧】
- 平安ステークス(1999年)
- 名古屋大賞典(1999年)
- アンタレスステークス(1999年)
- マーキュリーカップ(1999年)
- 平安ステークス(2000年)
- 名古屋大賞典(2000年)
- マーキュリーカップ(2000年)
【ゴールデンコンビ】
オープン初勝利となったトパーズステークス以降は
四位ジョッキーが主戦となり安定した力を発揮しました。
このコンビでGⅠ以外に出走したときは
(9,8,2,2)という圧倒的な成績でした。
9位:クラレント (6勝)
9位には、現役馬のクラレントが6勝で入りました。
(※2014年9月現在)
2歳時から毎年コンスタントに勝利を重ねています。
リディル、レッドアリオン、サトノルパンと
他の兄弟も粒揃いですね。
この馬の場合は、今後さらに
記録を伸ばしていく可能性もありますし
GⅠを制覇してランキング対象外になることも
あるかもしれません。
【重賞勝ち一覧】
- デイリー杯2歳ステークス(2011年)
- 富士ステークス(2012年)
- 東京新聞杯(2013年)
- エプソムカップ(2013年)
- 関屋記念(2014年)
- 京成杯オータムハンデ(2014年)
【同一重賞勝利なし】
トップ11に入った馬の中で
唯一、同一重賞を勝っていないのがクラレントです。
逃げ差し自在の柔軟性が
そのあたりにいい影響を与えているのかもしれません。
10位:トーセンジョウオー (6勝)
10位にランクインしたのは
同じく6勝のトーセンジョウオーです。
1位のレマーズガールのライバルとして
取り上げた1頭ですね。
この馬は、JRAに在籍時に3つの重賞を勝ち
南関の船橋競馬に移籍してからも
3つの重賞を勝って活躍しました。
【重賞勝ち一覧】
- 関東オークス(2004年)
- マリーンカップ(2005年)
- スパーキングレディーカップ(2005年)
- エンプレス杯(2007年)
- マリーンカップ(2007年)
- スパーキングレディーカップ(2008年)
【牝馬では1位】
トーセンジョーダン、トーセンラー、トーセンホマレボシ。
数多いトーセンの実績馬たちの中で
トーセンジョウオーは、総獲得賞金で4位に入っています。
これは、牝馬の中ではダントツのトップです。
11位:アグネスジェダイ (6勝)
11位は、こちらも6勝でアグネスジェダイです。
4歳時の2006年には交流重賞3連勝を飾りましたが
その時の着差がそれぞれ
ハナ、半馬身、クビと
いずれも激しい争いを制してのもので
勝負強さに秀でた馬でした。
【重賞勝ち一覧】
- サマーチャンピオン(2005年)/li>
- 東京盃(2005年)
- さきたま杯(2006年)
- 北海道スプリントカップ(2006年)
- クラスターカップ(2006年)
- 北海道スプリントカップ(2007年)
【全国行脚】
2年連続でのドバイ挑戦をはじめ
さまざまな競馬場を渡り歩いた馬で
引退までに17ヶ所の競馬場に参戦しました。
以前のように、地方競馬場が各地にある時代とは違い
その数が少なくなった今となっては立派な記録です。
~まとめ~
というわけで、【GⅠ未勝利馬限定・重賞勝利数ランキング】
と題して書いてきましたが
ランクインした11頭中9頭が交流重賞を制していました。
このことからもJRA・地方を問わず
タフに駆け抜けた馬の活躍が目立ちました。
一方で、6位のバランスオブゲームと
9位に入ったクラレントは
JRAの芝の重賞のみでのランクインです。
こういった独特のキャラクターをもった馬は
異彩を放っているので
ファンの記憶にも残りやすいですね。
それにしてもトップ11の顔触れを見ると
いい馬が揃っているのは確かですが
やっぱり渋いですね(笑)
ビーマイナカヤマやオースミジェットという名前を
実に久しぶりに見た気がしました(^ ^)
Part1はこちらからどうぞ。
★はるかなる。の人生ゴボウ抜き!!★は
毎日20時30分~21時頃に更新しています。
~2010年以降の的中率と回収率一覧~
2010年 的中率 データなし 回収率 83.1%
2011年 的中率 データなし 回収率 76.4%
2012年 的中率 21.3% 回収率 118.7%
2013年 的中率 26.6% 回収率 108.1%
2014年 的中率 23.0% 回収率 113.8%
(※2014年は10月12日時点のものになります。)
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