心の名馬たち(6) サンライズペガサス

中距離のスペシャリスト・サンライズペガサス


サンライズペガサスが生まれた世代は

いわゆる最強世代のひとつで

無敗の皐月賞馬・アグネスタキオンを筆頭に

ジャングルポケット、クロフネ、ダンツフレーム

エアエミネム、ツルマルボーイ、タガノテイオーなど

タイプの違う精鋭に富んだ世代だった。



そんなスターホース達に囲まれた中で

サンライズペガサスは中距離のスペシャリストとして

3歳の秋ごろから頭角を現していく。

通算成績は24戦6勝。

これを距離別に見ると

1800m~2200mでは(6,4,1,6)

2400m以上では(0,0,0,7)と

実にわかりやすい成績が残っている。

また、阪神コースに強く

(4,1,0,1)と力を発揮した。



この中距離のスペシャリストとしての魅力もあるが

僕がサンライズペガサスを好きな一番の理由は

最後の直線で他馬をあっという間に交わしさる

あの飛んでいるような軽やかな走りだ。

「飛んでいるような」という表現は

ディープインパクトのためにある

と思っている方には申し訳ないが

僕の中ではサンライズペガサスこそが

飛ぶような走りという表現に相応しい馬だ。



それでは、サンライズペガサスの物語の

幕を開けたいと思う。



サンライズペガサスを好きになったきっかけ


そもそもの話だが

僕がサンライズペガサスを好きになったきっかけは

目を見張るほど強い勝ち方をしたレースを見たとか

デビュー前から血統的に注目していたとか

馬券でお世話になったとか

そういった理由ではない。

単に名前の響きが良かったからだ。



「サンライズ」の部分は冠といわれるもので

人間でいうところの苗字にあたるものだ。

つまり、この馬の場合は

「サンライズさん家のペガサスくん」

ということになるのだが

そういうのを抜きにして

「サンライズペガサス」という9文字の名前が

僕の中にスッと入ってきて

妙にしっくりくる名前だったのだ。

だから、サンライズペガサスが好きになった。





そんなサンライズペガサスを知ることになったのが

3歳秋の神戸新聞杯(GⅡ)だった。

クラシック最後の一冠・菊花賞(GⅠ)へ向けての

トライアルレースだ。

当時のサンライズペガサスはまだ2勝馬で

前走の1000万条件のレースでも

勝ち切れずに2着と敗れてここに参戦していた。



3歳馬ながら札幌記念(GⅡ)を制した

エアエミネムを筆頭に

NHKマイルカップ(GⅠ)の覇者・クロフネ

春のクラシック2冠で共に2着と走ったダンツフレーム

デビュー4連勝の後、骨折で春のクラシックを棒に振った

アグネスゴールドも復活にかけて参戦していた。

そんな豪華メンバーを相手に

サンライズペガサスが互角に渡り合って

エアエミネムのクビ差2着という走りをみせる。



春の既成勢力や夏の上がり馬に混じって

突如として変貌を遂げた1頭が

その存在をファンに知らしめたのである。

僅か4ヶ月前に挑戦した同じGⅡの京都新聞杯では

単勝万馬券という低評価を覆せずに

3秒以上の差を付けられる

大敗を喫していた馬とは思えない

ビックリするほどの好走だった。



競馬新聞を見ていい名前だなと思っただけの馬が

いきなりクラシック最後の一冠の脇役として

菊花賞(GⅠ)に向かうことになった。

こうなると応援せずにはいられない。

あっという間に虜になってしまっていた。



だが、4番人気の評価を得た本番では

見せ場すら作れずに12着に敗れた。

道中は折り合いに専念して

中団でスムースに乗られているようだったが

追い出してからの反応はサッパリだった。

最後の直線の入り口ではもう苦しくなってしまい

前走で見せたような差し脚は影を潜めた。

神戸新聞杯(GⅡ)でいきなり一線級の馬と

張り合ったことによる疲れや反動もあったのだろうが

今となって考えれば

いかにも中距離馬らしい結果だったと思う。



圧倒的なパフォーマンスを見せた大阪杯(GⅡ)


一足早い冬休みをとったサンライズペガサスは

古馬となって初戦となる3月の大阪城ステークスを

1番人気に応えて勝利する。

その勢いにも乗って翌月の産経大阪杯(GⅡ)で

初重賞制覇を目指すことになる。

サンライズペガサスはここでも1番人気だったが

上位の数頭が人気を分けあう形で比較的混戦だった。



レースは伏兵タマモヒビキが

淡々としたペースを刻んで逃げる。

他の人気馬が中団より前で競馬をするなか

サンライズペガサスは後方よりの内側の位置で

じっと脚を溜めている。



大きな動きもないまま隊列は4コーナーへと差し掛かる。

ここで鞍上の安藤勝己ジョッキーが

一気に大外へと持ちだす。

直線に向いて、タマモヒビキのリードは3馬身ほど。

これを目掛けて2番手グループが束になって襲いかかる。

そこに大外から軽やかに

サンライズペガサスが伸びてきた。



これはもう次元の違う脚。

比喩ではなく軽く飛んでいるようにさえ見えたのは

ペガサスという名前のイメージからか。

あるいは、若干首の高い走法からか。

いや違う。

まさに別次元の末脚を繰り出したからだ。



上がり3ハロン33.8秒は

次位を0.9秒も上回っており

それ故に抜け出すときの脚が際立って見えたのだった。

しかも先頭に立ってからの残り100mほどは

流しているわけだから

他馬とはもはや格が違った。



だがしかし、この後サンライズペガサスは

天皇賞・春(GⅠ)に挑戦している。

結果は、後方待機策から追い込んだものの5着だった。

個人的な意見になるが

何故、陣営は天皇賞・春(GⅠ)に出走させたのだろうか?

菊花賞(GⅠ)の惨敗ですでに長距離適性の低さは

わかっていたはずである。

大阪杯(GⅡ)で進化した姿を披露したことで

これなら天皇賞(GⅠ)でもと考えたのか。

今となってどうこう言うべきではないが

この選択は納得できないものだった。



残念なのは、このあと宝塚記念(GⅠ)を使えずに

夏休みに入ってしまったことだ。

得意の阪神コースの中距離GⅠである。

このレースは、GⅠ馬の出走がエアシャカール1頭という

手薄なメンバー構成だった。



結果を見ると、先の大阪杯(GⅡ)で

サンライズペガサスが問題にしなかった相手が

上位を占めているのである。

大阪杯(GⅡ)で5着だったツルマルボーイが2着。

同2着だったエアシャカールが4着。

同6着だったマチカネキンノホシが5着だった。

そして勝ったのは神戸新聞杯(GⅡ)で先着していた

同世代のダンツフレームだった。



サンライズペガサスが出走していれば

勝ち負けになっていたのは間違いないだろう。

もしもの話をしても仕方がないことはわかっているが

これは悔やまれることだった。

ただ、陣営もおそらくは同じように

悔いが残ったはずだから

次こそはの気持ちが強くなったに違いない。



手応えを感じた天皇賞・秋(GⅠ)


戻ってきたサンライズペガサスの復帰戦は

中山競馬場で行われた毎日王冠(GⅡ)だった。

ここでは結果的に前が残る展開も影響したのか

伸び切れず4着に敗れる。

ただ、初めての関東遠征、

初めての中山コースを経験出来たことは大きい。

そして同じくこの年は中山で行われた

天皇賞・秋(GⅠ)へと挑戦することになる。



この年の天皇賞・秋(GⅠ)は

おもしろい顔触れが揃っていた。

混戦ムードの中、押し出されたような1番人気は

牝馬GⅠ2勝の4歳牝馬テイエムオーシャン。

2番人気はこの年だけで重賞3勝の

6歳馬ナリタトップロード。

3番人気がこの年の日本ダービー(GⅠ)で2着した

3歳馬シンボリクリスエス。

4番人気に4歳馬のサンライズペガサスで

5番人気は香港での活躍もあり既にGⅠ3勝の

5歳馬エイシンプレストン。



宝塚記念(GⅠ)を勝ったダンツフレームが8番人気で

2着のツルマルボーイが7番人気なのだから

好メンバーといえるだろう。



レースは予想通りゴーステディの逃げで幕を開けた。

速くもなく遅くもない淡々としたペースで

レースは終盤へと向かう。

外の17番枠だったサンライズペガサスは

中団の外で流れに乗って脚を溜めつつ

3コーナー過ぎから外々を回って好位に進出する。

手応え良く直線に向くと

一気に先頭に並びかける。



残り200m。

最後の坂を上りにかかる。

食い下がる内の各馬を振りきって

抜け出しを図ろうとするところに

内の馬群の中からシンボリクリスエスが

力強く伸びてきて前に出る。

サンライズペガサスにこれ以上の脚は残っていない。

このまま2着かと思われたが

坂を上りきって苦しくなったところを

ナリタトップロードにも差されて3着だった。



このレースのサンライズペガサスは

現時点での能力をしっかり出していたと思う。

道中の位置取りも良かったし

小回りコースを意識しての積極的な仕掛けも

勝利を狙えるだけの手応えがあったからこそだろう。

だが、最後は力負けだった。

それでも勝ち馬との差は1馬身ほど。

チャンスはすくそこにあるように感じられた。



繰り返される試練


しかし、サンライズペガサスが

次にターフに姿を見せたのは

丸1年後の翌年の天皇賞・秋(GⅠ)だった。

競走馬には付き物のケガの発症。

屈腱炎だった。

判明したのは天皇賞・秋で

懸命の走りを見せてからすぐのことだった。



東京コースで行われた復帰戦の天皇賞・秋(GⅠ)では

シンボリクリスエスが連覇を達成するなか

ブランクを感じさせない走りで6着と善戦する。

続くジャパンカップ(GⅠ)は

切れ味が身上のサンライズペガサスには合わない

重馬場のコンディションだったこともあり

大敗を喫してしまったが

それでも大舞台で走る姿に完全復活を夢見た。





だが、陣営は再び苦い思いをすることになる。

屈腱炎の再発。

苦い思いをしたのはファンも

サンライズペガサス自身も同じだろう。

次に戻ってくるのがいつになるのかもわからないまま

サンライズペガサスの住居は

またしても厩舎から牧場に変わった。



鮮やかな復活劇


2度目の復帰戦となったのは

2005年2月の京都記念(GⅡ)だった。

サンライズペガサスは7歳になっていた。

長期休養明けに加えて、雨の中の重馬場。

12頭中の12番人気で11着という結果だった。

しかし、道中の行きっぷりが良く

4コーナーでは先団に取り付く走りを見せた。

最後の直線では完全に息が切れてしまったが

『まだやってくれるのではないか』

そう思わせるには充分な内容だった。



続くレースは中京記念(GⅢ)。

ローカルのハンデ重賞ということもあり

今まで戦ってきた相手を考えればメンバーは楽だった。

相手どうこうというより

サンライズペガサス自身のデキさえ

しっかりしていれば

勝負になるレースだった。



レースは前半の1000mが58.5秒という

やや速めの流れになった。

当時は、現在のように最後の直線が

400mを超えるような広いコースではなく

小回りで器用さが求められるコースだった。



このコースを巧く乗ったのが

松永幹夫ジョッキーが騎乗したメガスターダムだった。

道中は中団の内側で流れに乗ると

徐々にポジションを上げていき

直線も内を突いて脚を伸ばしてきた。

後方寄りを追走していたサンライズペガサスは

外から懸命に差を詰めるが3/4馬身及ばずに

メガスターダムが先頭でゴールに飛び込んだ。



敗れたとはいえサンライズペガサスの切れ味は

ケガをする以前のものに戻りつつあることを

強く印象付けるものだった。

長期休養からの2度目の復帰が

単なる復帰ではなく

進化を伴った復活であることを感じさせた。





休むことなく、次走は大阪杯(GⅡ)に出走する。

前年の日本ダービー(GⅠ)の2着馬・ハーツクライ

エリザベス女王杯(GⅠ)連覇を達成した

アドマイヤグルーヴ

ダートの帝王・アドマイヤドン

前走で敗れたメガスターダムなど

好メンバーが顔を揃える中で

1番人気の評価を得たのはサンライズペガサスだった。



得意としている阪神競馬場の中距離戦ということも

後押ししてのことだろうが

この馬の飛ぶような末脚に

期待を寄せるファンが多かったのだろう。



レースはトーセンダンディが内から行きかけるところを

外からサイレントディールが制してハナへ。

2頭が後続にみるみる差をつけて

1コーナーから2コーナーへと向かっていく。

サンライズペガサスはメガスターダムと並ぶように

4、5番手の中団に取り付く。

アドマイヤドンがその後ろにいて

アドマイヤグルーヴとハーツクライは

後方でじっくりと乗られている。



淡々とした流れのまま3コーナーにかかる。

後方の各馬も少しずつペースを上げて

隊列は8馬身ほどの圏内に固まってきた。

有力所はみな、手応えが良さそうだ。



4コーナーから直線。

逃げるサイレントディールが踏ん張るところに

早めに2番手に上がっていたメガスターダムが

追いかけるが差は詰まらない。

そこへ、外に開いたサンライズペガサスが

抜群の反応で襲いかかり

瞬く間に先頭に躍り出た。

4コーナーではまだ最後方にいたハーツクライが

大外から猛然と追い込んでくるが

その1馬身半前をサンライズペガサスが

堂々と先頭でゴールを駆け抜けた。



3年ぶりの勝利だった。

完全復活を印象づける鮮やかな走りだった。

休んでいた時期も、苦しんでいた時期も

ずっと研ぎ続けていたであろうその切れ味を

再びターフの上で披露してくれた。

「サンライズペガサス、ここにあり」

そう宣言するに相応しい走りだった。





だが、陣営はこの後

またしても距離不適の

天皇賞・春(GⅠ)に参戦を表明する。

金鯱賞(GⅡ)をステップレースに

宝塚記念(GⅠ)を目指すという中距離路線に

何故こだわらなかったのかは不明である。



この年の天皇賞・春(GⅠ)は

スズカマンボが波乱を演出し

三連単193万馬券を叩き出すなか

サンライズペガサスは見せ場も作れずに14着に敗れる。

リズムが悪くなったのか続く宝塚記念(GⅠ)でも

勝ち負けの争いからは離された5着に終わってしまう。



弾みをつけて挑む7歳秋のGⅠ


夏場の休養を挟んだサンライズペガサスは

秋の東京で始動する。

1800mの毎日王冠(GⅡ)である。

天皇賞(GⅠ)路線へ向かう

スイープトウショウやコスモバルク

マイル路線を目指すダイワメジャーや

ハットトリックにテレグノシス

この距離のスペシャリスト・バランスオブゲームなど

有力馬がひしめき合い

まさに群雄割拠の一戦となった。



そんなレースで

サンライズペガサスは正攻法の競馬に出る。

好スタートから道中で好位をキープすると

手応え良く先頭に迫っていく。

軽く気合をつけられながら4コーナーを回ると

長い直線が待ち構える東京競馬場で早々に先頭に立つ。



内、中、外。

後続馬が広がって追い込んでくるが

サンライズペガサスまでは遠く及ばない。

トップスピードを持続したままで駆けた

サンライズペガサスが

2馬身近い差をつけて先頭でゴールに飛び込んだ。



いつもと違う競馬で勝った。

新たなサンライズペガサスの誕生だった。

このレースはやや緩い流れだったこともあり

2着に突っ込んできたテレグノシス以外は

先行馬が掲示板を占めた。

故に、早めに動いていった鞍上の好騎乗もあるが

それに応えた走りは素晴らしかった。



それにしてもこの馬の勝つときの鮮やかさは

他に類を見ないほどのものがある。

ハマれば極上のパフォーマンスを見せてくれる馬。

それが、サンライズペガサス。

抜け出すときに見せる

あのフワッと浮き上がるような軽やかな走りが

この馬の魅力を端的に表している。





そんなサンライズペガサスも7歳の秋を迎えている。

休んでいる期間が長かったとはいえ

ビッグタイトル獲得への時間は残り少ない。

天皇賞・秋(GⅠ)はベストの2000mのレース。

これが最後のチャンスになるかもしれなかった。



サンライズペガサスは16番枠からスタートを切った。

先行争いは探りあうような形でペースが上がらない。

だが、サンライズペガサスは不利な外枠だったこともあり

前走のように好位は取れず、中団で流れに乗っている。

前半の1000mが62.4秒。

一向にペースが上がらずにレースは終盤へ。



4コーナー手前でようやくじわりとペースアップ。

しかしこれは

完全な直線でのヨーイドンの競馬になった。

終始、外々を回っていたサンライズペガサスも

ジョッキーのムチに応えようと

懸命にストライドを伸ばす。

だが、直線半ばで脱落。

この馬なりの伸びは見せたが12着に敗れた。



勝ったのは牝馬のヘヴンリーロマンス。

1番枠を巧く乗ったことと

スローの上がり勝負に勝機を見出した。

掲示板に3頭も牝馬の名前があるように

切れ味勝負では牝馬に分があった。



サンライズペガサスも33.4秒の脚で追い込んだ。

この上がり3ハロンの時計は

サンライズペガサスにとっては生涯最速のものだった。

だが、勝ち馬に32.7秒の脚を使われては

突き放される一方だった。

サンライズペガサスにとって

ベストに近い条件のGⅠに思えたレースは

枠順と展開に泣いたレースになった。





その後、ジャパンカップ(GⅠ)、有馬記念(GⅠ)と

王道路線を歩んだサンライズペガサスだったが

結果は6着、7着と及ばなかった。

結局、有馬記念(GⅠ)を最後に現役を退いた。

あれだけ強いパフォーマンスを見せながら

最後までビッグタイトルには縁のない競走馬人生だった。



引退レースとなった有馬記念(GⅠ)は

多くの人にとってはディープインパクトが

初めて負けたレースであり

サンライズペガサスの印象はないに等しい。

また、勝ち馬ハーツクライが

その年の大阪杯(GⅡ)では、サンライズペガサスに

子供扱いされていた印象も薄いだろう。



スポットライトの当たる表舞台は苦手だったのだろうか。

主役を引き立たせるための脇役が良かったのだろうか。

それとも、GⅠ特有の雰囲気に

呑まれてしまっていたのだろうか。

真実を知ることはできないが

成績欄だけ見るとGⅡまでの馬と思われてしまうことが

悔しくてならない。

GⅠを使うタイミングさえ合えば

頂点に立っていても不思議ない馬だった。



打ちひしがれることがあっても

もう一度、自分の足で立ち上がること

サンライズペガサスは2度の屈腱炎を乗り越えて

通算でGⅡ3勝を挙げる活躍を見せました。

屈腱炎ということでいえば

7歳時の中京記念(GⅢ)で

1、2着を分け合ったメガスターダムも

屈腱炎を克服しての復活だったことは

よく知られています。



僕のような精神的にタフとはいえない

打たれ強いタイプではない男が

大きい病気やケガなどをしたら

相当ヘコんでしまうと思います。

だから、この2頭のように

与えられた試練に屈することなく

自分の場所に戻ってくるというのは

精神力の賜物だと思います。



打ちひしがれることがあっても

もう一度、自分の足で立ち上がること。

僕自身、これを書きながら

そのことの大切さを痛感しています。



さて、名前の響きだけで好きになった

サンライズペガサスが

ここまで印象深い活躍を

してくれるとは思いませんでした。

この馬の成績を見て思うことは

主戦と呼べるジョッキーがいれば

また違う結果になっていたかもしれないということです。



重賞3賞はそれぞれ安藤勝己ジョッキー、

幸ジョッキー、後藤ジョッキーとバラバラでしたし

新馬勝ちは河内ジョッキーでした。

24戦走って、この馬に乗ったジョッキーは

12人にも上ります。

名馬はジョッキーとのコンビで生まれることも多いだけに

主戦ジョッキーがいなかったことは

少なからず影響していたでしょう。



最後に

僕の中でのサンライズペガサスの

ベストパフォーマンスは

軽く飛んでいるように見えた

4歳時の大阪杯(GⅡ)の走りです。

これからもときどきこのレースを見て

痺れるような感覚を味わいたいと思います。





※最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


一競馬ファンが偉そうなことを言ってしまい

気分を害された方もいるかと思います。

もし、そうでしたら謝ります。失礼しました。



しかし、サンライズペガサスのファンだからこそ

伝えたいこと、書き残しておきたいことが

あったのも事実です。

このブログを読んで

少しでもサンライズペガサスに

魅力を感じていただけたなら嬉しいです。

もしよろしければ、コメントをいただけると幸いです。

どうもありがとうございました。


はるかなる。





★はるかなる。の人生ゴボウ抜き!!★は

毎日20時30分~21時頃に更新しています。




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